壁紙はお家の洋服といわれるように、本当にたくさんの種類があり、他の壁仕上材などに比べて安価で容易に張替えすることができるのが特徴で、国産の壁紙を大別すると1000クラスと量産クラスの2種類があります。
大きな違いは1000クラスにはたくさんの種類と機能があり、耐用年数が10から15年ほどですが、量産クラスは白い壁紙が大半であり、耐用年数は5から8年と短くなっていることが大きな違いです。詳しくはそれぞれの特徴をご紹介するページでご確認ください。
壁紙によってお部屋の雰囲気は大きく変わりますし、個々のお部屋で住む方の自由に選ぶことができるものですので、ぜひ、楽しみながら選んでいただきたいと思います。
1000クラス( 一般住宅用 )
サンゲツ、リリカラ、シンコール、ルノンなど、様々なメーカーが壁紙を作っており、すべてのメーカーから一般住宅用の壁紙が売り出されています。それぞれに特徴がありますが、どれを見ても迷ってしまうくらいたくさんの壁紙があります。
また、様々な機能や色と柄、トリム、腰壁などがありますので、理想通りの壁紙を見つけることができると思います。台所には汚れ防止機能重視、リビングには柄や見た目重視、トイレには消臭機能重視など、様々な選び方をすることができます。
しかしながら、デメリットにも上げているように、特に張替工事の場合は下地の凸凹が目立ちやすい材料とそうでない材料があるので、専門家からのアドバイスをもらいながら決めることをお勧めしています。
メリット
・柄が豊富にある
・機能が豊富にある
・張替が容易
・耐用年数が長い
・リフォーム専用のカタログもある
・水に強い商品もある
デメリット
・カタログ数、柄、種類が多すぎて材料選びが大変
・量産クラスに比較して1割から2割ほどイニシャルコストが高い
・材料によっては、つなぎ目が目立ちやすいものがある
・材料によっては、下地の凸凹が目立ちやすいものがある
量産クラス( アパート用 )
量産クラスにもさまざまなカタログが出されていますが、共通事項として1000クラスに比べて表面が弱く耐用年数が短いことと、種類が少ないこと、施工・張替が簡単である事があげられます。
基本的にはアパートなどの耐用年数の短いところに張ることをメインとして作られた壁紙ではありますが、近年では一般住宅でも使われるようになっていますし、量産クラスの中でも表面の強いタイプなども出てきています。
また、すべての商品が職人さんにとって施工しやすくなっていますので、仕上がりは比較的にきれいになりやすくなっています。値段も安く、施工性も容易ですので、お勧めしやすい商品ですが、選ぶ楽しみが少ないのが少し寂しいくらいです。
メリット
・壁紙の材料としては最安価
・施工性が容易
・下地の凸凹を拾いづらい
・つなぎ目が目立ちづらい
・張替が容易
デメリット
・耐用年数が短い
・表面が弱い
・水に強い商品が少ない
・柄・色の種類が少ない
・機能性が無い